2008年10月11日
龍馬脱藩の道へ消えた夜
それは一瞬の操作ミスだった
宙に舞う体とバイク
僅かな無重力状態のあと彼は崖の斜面に叩きつけられた
鼓動を止めたエンジン、辺りには静寂が戻りそよ風に擦れるクマ笹の音が聞こえる
幸いクマ笹がクッションとなり体にはダメージが無い
バイクを起こそうとしたが急斜面な上にクランクケースを上に向けている
さらにクマ笹がからまりピクリとも動かない
ヘルメットを脱ぎウエストバッグからタバコを取り出し火を点けて大きく息を吸った
漆黒の夜空にぼんやり光る半月を眺めて思った
「龍馬もこの月を見ただろうか」
この瞬間、彼の2日間に渡って行われたラリーは幕を閉じた・・・
1991年8月
高知県檮原町の山間部を舞台に行われた
「7th Shikoku Super Enduro Rally 2days
第7回 四国スーパーエンデューロラリー 2日間」
8回出場した中で、唯一完走出来なかったのがこの大会
この大会はニューマシンで挑み、自分でもビックリするくらいいい走りでしたが
20数キロのSS(スペシャルステージ)の終盤にあった「龍馬脱藩の道」
ほとんど獣道なんですけど、ハンドル操作を誤り谷へ転落しちゃいました
崖から這い上がり落ちた場所が後でわかるようにヘルメットを目印に置いてしばらく考えました
「先へ進むか後へ戻るか・・・」
このSSが20数キロあるのはわかってましたが、ここからゴールまであとどれ位あるのかわからなくて・・
結局暗闇の中小さな懐中電灯の明かりを頼りに脱藩の道を歩いていくと数百メートルでゴールでした
SSゴールのオフィシャルにリタイヤ届を出して最終走者が通過するのを待ち
オフィシャルが撤収する時に一緒に大会本部まで帰ってきました
帰ってきた時にはすっかり夜が明け、チームメイトは全員ゴールし朝飯を食べてる所で
目印に置いてきたヘルメットを見つけてたらしく心配してくれた
が、僕の顔を見てみんなが笑ってます
リタイヤしたSSゴール地点で撤収を待ってた時
リタイヤのショックと疲れでウトウトしてたのですが
蚊とかブヨとかにさんざん攻撃されて顔はボコボコになってました
まぁ、こんな散々な結果だったけどいろいろ思い出深いです
今年もまた晩秋の久万高原町を舞台に行われます
「THE 24th SSER 2DAYS CLASSICS」
2008年11月22・23日
久万高原ふるさと旅行村
詳細はSSERのHPで http://www.sser.org/2days/
もう24回になるんですね~
ボクが参加したのは5回~12回までで、5回大会まで愛媛県久万高原町、14回大会まで高知県梼原町で開催されてたかな
当時はオフロードブームで250名位の参加者が居て、最高成績は11位
1位~10位まではゴールドメダルが貰えますがあと一歩で届かなかったのが今でも悔しいです
8回出場してSSトップタイムが1度だけあるのがボクの自慢なんだけど、仲間には計測ミスじゃ!って言われてますけどね(笑)
宙に舞う体とバイク
僅かな無重力状態のあと彼は崖の斜面に叩きつけられた
鼓動を止めたエンジン、辺りには静寂が戻りそよ風に擦れるクマ笹の音が聞こえる
幸いクマ笹がクッションとなり体にはダメージが無い
バイクを起こそうとしたが急斜面な上にクランクケースを上に向けている
さらにクマ笹がからまりピクリとも動かない
ヘルメットを脱ぎウエストバッグからタバコを取り出し火を点けて大きく息を吸った
漆黒の夜空にぼんやり光る半月を眺めて思った
「龍馬もこの月を見ただろうか」
この瞬間、彼の2日間に渡って行われたラリーは幕を閉じた・・・
1991年8月
高知県檮原町の山間部を舞台に行われた
「7th Shikoku Super Enduro Rally 2days
第7回 四国スーパーエンデューロラリー 2日間」
8回出場した中で、唯一完走出来なかったのがこの大会
この大会はニューマシンで挑み、自分でもビックリするくらいいい走りでしたが
20数キロのSS(スペシャルステージ)の終盤にあった「龍馬脱藩の道」
ほとんど獣道なんですけど、ハンドル操作を誤り谷へ転落しちゃいました
崖から這い上がり落ちた場所が後でわかるようにヘルメットを目印に置いてしばらく考えました
「先へ進むか後へ戻るか・・・」
このSSが20数キロあるのはわかってましたが、ここからゴールまであとどれ位あるのかわからなくて・・
結局暗闇の中小さな懐中電灯の明かりを頼りに脱藩の道を歩いていくと数百メートルでゴールでした
SSゴールのオフィシャルにリタイヤ届を出して最終走者が通過するのを待ち
オフィシャルが撤収する時に一緒に大会本部まで帰ってきました
帰ってきた時にはすっかり夜が明け、チームメイトは全員ゴールし朝飯を食べてる所で
目印に置いてきたヘルメットを見つけてたらしく心配してくれた
が、僕の顔を見てみんなが笑ってます
リタイヤしたSSゴール地点で撤収を待ってた時
リタイヤのショックと疲れでウトウトしてたのですが
蚊とかブヨとかにさんざん攻撃されて顔はボコボコになってました
まぁ、こんな散々な結果だったけどいろいろ思い出深いです
今年もまた晩秋の久万高原町を舞台に行われます
「THE 24th SSER 2DAYS CLASSICS」
2008年11月22・23日
久万高原ふるさと旅行村
詳細はSSERのHPで http://www.sser.org/2days/
もう24回になるんですね~
ボクが参加したのは5回~12回までで、5回大会まで愛媛県久万高原町、14回大会まで高知県梼原町で開催されてたかな
当時はオフロードブームで250名位の参加者が居て、最高成績は11位
1位~10位まではゴールドメダルが貰えますがあと一歩で届かなかったのが今でも悔しいです
8回出場してSSトップタイムが1度だけあるのがボクの自慢なんだけど、仲間には計測ミスじゃ!って言われてますけどね(笑)
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この記事へのコメント
ほほうううう
ななかなかっこエエですやん!
メカに強いのもうなずけるね~
てか小説家になれるね^^
ななかなかっこエエですやん!
メカに強いのもうなずけるね~
てか小説家になれるね^^
Posted by ポコペコ at 2008年10月11日 08:21
ゴーグルを解き 男は 見上げた
漆黒の夜空にぼんやり光る半月
風にそよぐクマ笹
点けたタバコの 紫煙が 横たわったマシン
の傍らを 漂う
途方に呉れる
漆黒の夜空にぼんやり光る半月
風にそよぐクマ笹
点けたタバコの 紫煙が 横たわったマシン
の傍らを 漂う
途方に呉れる
Posted by 文札 at 2008年10月11日 09:40
・・・・男は かつて この路を辿ったであろう
先人に 想いを 馳せる
愛馬に しばしの別れを告げ
ゆっくりと 起ち上がった・・・・・・・。
先人に 想いを 馳せる
愛馬に しばしの別れを告げ
ゆっくりと 起ち上がった・・・・・・・。
Posted by 文札 at 2008年10月11日 10:00
>ポコペコさん
かっこいいですか~(*^_^*)
実際は転落して相当舞い上がりドタバタでしたけどね^(^^ゞ
>文礼さん
見事な描写!
勉強してきた人としてなかった人との差が出ますね
かっこいいですか~(*^_^*)
実際は転落して相当舞い上がりドタバタでしたけどね^(^^ゞ
>文礼さん
見事な描写!
勉強してきた人としてなかった人との差が出ますね
Posted by plus1
at 2008年10月11日 20:18
at 2008年10月11日 20:18文礼さんは、詩人ですね♪
plus1さんは、記録小説家ですね♪
両方とも、お見事!!
ほんとに最後のアクシデントさえなければ、10位以内に入ってたはずなのに・・惜しかったですねェ(^_^;)
でも、いちばん思い出に残るラリーだったでしょうね(*^_^*)
plus1さんは、記録小説家ですね♪
両方とも、お見事!!
ほんとに最後のアクシデントさえなければ、10位以内に入ってたはずなのに・・惜しかったですねェ(^_^;)
でも、いちばん思い出に残るラリーだったでしょうね(*^_^*)
Posted by risa-mama
at 2008年10月11日 20:46
at 2008年10月11日 20:46>risa-mama さん
いえいえ、駄文で失礼しました(^^ゞ
そうですね、あのアクシデントがなければって思いますけど・・・
レースに「・・たら」と「・・れば」はただの言い訳です
散々な結果でしたが1番記憶に残った大会でした
いえいえ、駄文で失礼しました(^^ゞ
そうですね、あのアクシデントがなければって思いますけど・・・
レースに「・・たら」と「・・れば」はただの言い訳です
散々な結果でしたが1番記憶に残った大会でした
Posted by plus1
at 2008年10月11日 22:05
at 2008年10月11日 22:05
